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2020
04/14

菩提梯

日記

日蓮宗大本山 身延山久遠寺にあります石段のお話し。
三門と本堂を一文字に結ぶ287段の石段。
三門を経てここを登れば悟りの境界の涅槃に到達する階梯という、それはそれは、長~い階段があります。
その階段を造ったと言われている方のお話です。
今から300年ほど昔、佐渡島に仁蔵(ニゾウ)という大変親思いの青年がいました。
ある時、仁蔵は年老いた母親の長年の願いをかなえるべく、はるばる佐渡島から身延山へ参ります。
やっとの思いで身延山へ到着し、最後の急坂を、母親を背負い登るのですが、背中の母親がぼそりと一言。
「階段があったらどんなに楽だろうねぇ・・・」
仁蔵さんはいつの日にかここに階段を作ろうと心に誓うのでした。
佐渡に帰った仁蔵さんは、漁と農作業と仕事に明け暮れ、ようやく貯まったお金を持ち、再び身延を目指します。
ところが富士川の船着き場、鰍沢に着くと、そこはまれにみる大飢饉の年で、多くの村人が苦しんでいる姿を目の当たりにします。
心優しい仁蔵さんは、一生懸命貯めたお金を村人に差し上げ、佐渡へと帰ったのでした。
そしてまた半農半漁の生活。
ある日、漁に出た仁蔵さんは、ふと海から山を眺めるとキラキラと輝くものが見えました。
陸に引き返し、山へ登ってみると、なんとそこには金塊があったのです。実はそれが佐渡金山の始まり。
沢山の恩賞を得た仁蔵さんは、再び身延を目指します。
船着きの鰍沢に着くと、以前助けてくれた仁蔵さんを覚えていてくれた人々が待っていました。
身延山へ階段を作りに行く話を聞いた村の人々は、仁蔵さんの夢をかなえるため、一緒に身延へやってきて、階段建設のお手伝いをしたのです。
それが現在に残る、菩提(悟り)への梯(キザハシ)。
菩提梯(ぼだいてい)なのです。287段、高低差104mです。
あまりに急勾配なので登る時は足元を見る為、下を向いて登る人が多いです。
久遠寺にお参りに行かれた時にはこのお話を思い出してください。登る足元もきっと軽くなりますよ。💦

一緒にお参りができると良いですね❢

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大きな屋根はありません。広い境内もありません。ここには、仏さまの慈悲があります。
悲しい事は半分に。嬉しい事は倍に。あなたのお話しお聞きいたします。 どうぞ、お尋ねください。

山里

Author:山里
色々な事に興味を持って不器用だけれど拘わっていきたいなぁ❢

ご朱印、受け賜わります。

写仏・写経を一緒にしませんか?

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