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2016
02/16

35日余経ちましたね。

日記

たくさんの相談者や信者さんたちに慕われていたカリスマ的存在の方が逝ってから五七日忌が過ぎました。たくさんの相談者達の方の不安がピークに達するころだと感じます。

依存をしていた部分、寄りかかりの壁が取り払われて動転してしまうことは、誰が考えても分かることですね。
ご葬儀が終わってある日、逝ってしまった(ここでは、Bさんとしますね)Bさんの供養をしていただきたいとご依頼がありました。勿論拒否する選択肢は私の中では、ありませんでした。

その方が仰るには、生前には物凄くお世話になったのでご供養をしていきたいのです・・・・との事でした。同時にその方もご自宅でお経をあげていきます。
素晴らしい志ですね。思っていても中々できない事です。
その志は、逝ったものに対してとてもありがたく中有の旅の後押しになるのです。
その方から六七日忌がもうすぐですので宜しくお願いいたします。と確認のお電話がありました。・・・・・・・・・・
そのお電話で感じました。最初にお電話をいただいた時とちょっと印象が違ったように思いましたが・・・・。

心の働きや感情を持つものを有情といいます。生きているものの総称として使われています。私達 衆生ともいいます。

この有情又は衆生が、迷いの世界で輪廻転生するとき、その1サイクルのなかで、どのように存在するか、存在の状態を四つに分けたのが四有です。

本有・ほんぬ・・・受生後から死ぬまで=現在の生存。 ・・・・現世です。
死有・しう ・・・・・死の瞬間=臨終。死ぬときの一刹那。・・・・離脱です。
中有・ちゅうう・・・死んでから次の生を受けるまで=死有と生有の中間。・・・・・49日までの間です。
生有・しょうう・・・生を受けた瞬間。生まれる一刹那。生を受けた瞬間というのは、母親の胎内に魂が入った時点をさします。仏教では、この時点を生まれた瞬間と考えます。したがって、母親の胎内に居る約10ヶ月の期間も年齢に加算され、母親から出た時には一歳と数えます。享年・行年は数え年なのはこのような意味からなのですね。
・・・・・次の修行の場へ。
一刹那は約0.013秒程度。あっという間に間違いなく決まっていくのです。

生有と死有は、一刹那という、ほんの一瞬の短い時間なのです。本有と中有には、さまざまな期間があります。

中有は中陰・ちゅういんとか中蘊・ちゅううんともいいます。期間は、7日、49日、定め無し、など諸説があります。また中有にも死生あり、とする説もあれば、中有は無いとする説もあります。

中有の期間の身体は、すでに次に生まれる姿をしていますが、ごく小さいため肉眼では見えないとされています。中有は乾闥婆・けんだつばとも呼ばれ、香りのみを食物とする霊的な存在=中有の身体で、食香じきこうとも呼ばれます。
乾闥婆・けんだつばという仏さまは、お香の良い香りの煙が好きです。ですので中有は、お線香を絶やすことなく手向けてくださいということなのですよ。

有情=心を持つものは、輪廻転生で三つの世界を 行ったり来たりします。そこで少しでも良い世界へ生まれ変わるようにと、死有から生有までの中有の期間、七日ごとに供養が行われるようになりました。そして七回目の四十九日が重要な供養日となり、満中陰と呼ばれます。

不動明王尊-ふどうみょうおうそん/初七日-しょなのか
釈迦如来-しゃかにょらい/二七日-ふたなのか
文殊菩薩-もんじゅぼさつ/三七日-みなぬか
普賢菩薩-ふげんぼさつ/四七日-しぬなのか
地蔵菩薩-じぞうぼさつ/五七日-ごしちにち
弥勒菩薩-みろくぼさつ/六七日-むなのか
薬師如来-やくしにょらい/七七日-しちしちにち
観世音菩薩-かんぜおんぼさつ/百ヶ日

十三仏のうち百ケ日までの仏さまを記してみました。


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大きな屋根はありません。広い境内もありません。ここには、仏さまの慈悲があります。
悲しい事は半分に。嬉しい事は倍に。あなたのお話しお聞きいたします。 どうぞ、お尋ねください。

山里

Author:山里
色々な事に興味を持って不器用だけれど拘わっていきたいなぁ❢

ご朱印、受け賜わります。

写仏・写経を一緒にしませんか?

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