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2012
03/03

「ぼたもち」と「おはぎ」

日記

おいしいですねぇお彼岸には美味しい「ぼたもち」を作って仏さまにお供えしますが、同じ「ぼたもち」でも秋のお彼岸にお供えするときは「おはぎ」といいます。
これは、春は牡丹の花が咲くころなので「ぼたもち」、秋は萩の花が咲くころなので「おはぎ」というようになったのですね。
ではどうして「ぼたもち」を作って、仏さまにお供えするようになったのでしょうか。私たちには理解しにくいことかもしれませんが、昔は白米といえば最高のご馳走だったのです。その白米に、これも大切なモチ米を混ぜて美味しく炊き上げてお餅を作り、貴重な小豆と、これもとくに貴重品で手に入りにくかった、大事な大事な砂糖を混ぜて作った餡でくるんだ「ぼたもち」や「おはぎ」。
それは特別なご馳走だったのですね。

 そのような最高のご馳走を心をこめて仏さまにお供えし、家族が揃ってそれをいただく・・・・そこに、つつましい祈りの気持ちが込められていたのです。しかも大事なのは、そのご馳走を自分たちだけでいただかずに、必ず隣近所の人たちにも配って、皆に食べてもらったことです。
他に施す無償の行為を仏教では「布施」といって大事な修行のひとつとしていますが、「ぼたもち」を作って皆に食べてもらうことによって「布施」という仏教の大切な教えをごく自然に、身をもって実行していた訳ですね
理屈は、ともかくとして「ぼたもち」「おはぎ」は美味しいですねぇ・・・・・

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大きな屋根はありません。広い境内もありません。ここには、仏さまの慈悲があります。
悲しい事は半分に。嬉しい事は倍に。あなたのお話しお聞きいたします。 どうぞ、お尋ねください。

山里

Author:山里
色々な事に興味を持って不器用だけれど拘わっていきたいなぁ❢

ご朱印、受け賜わります。

写仏・写経を一緒にしませんか?

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